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稀勢の里の横綱昇進とその条件について考えてみる。

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2016年、年間勝利69勝で横綱たちを抑え、年間最多勝を獲得した稀勢の里。

しかも、2016年11月場所では、3日連続で3横綱を撃破した。

横綱としての地力は、もう誰しもが認めているところだ。
しかし、2016年、3回の横綱昇進チャンスを稀勢の里は逃してしまった。

それでも天は稀勢の里を見放していないぞ(^_-)

2017年初場所こそ、その大チャンスだからだ。

稀勢の里の横綱昇進を考える前に、一般論


これはもう、大相撲ファンならずとも周知だろう。

大関として、2場所連続して優勝、もしくはそれに準ずる成績をあげること(条件1)。

そして、場所後、横綱審議会で推挙されて晴れて横綱となる。

昇進前は3場所の通算成績も考慮されるが、何勝でなくてはいけないというものはないようだ。

ただし、35勝以上が一つの目安かもしれない(条件2)。


稀勢の里、2017年初場所後に横綱昇進する条件は…


条件1を満たすには、初場所優勝が必須だろう。

先場所は、横綱・鶴竜の優勝に次ぐ成績だった。

しかし、時点とはいえ、優勝した鶴竜とは勝ち星で「星2つ」。

なので、初場所優勝するのなら、条件1は微妙。

14勝は欲しいところだ。

条件2については、

  • 2016年9月場所、10勝5敗
  • 2016年11月場所、12勝3敗(優勝次点)

なので、初場所の優勝は13勝以上が必要か。

ちなみに、現役3横綱の昇進前成績は次の通り。

(  )内が昇進前3場所の成績と昇進前2場所の結果。

  • 白鵬
    • 2007年7月場所昇進(38勝、2場所連続優勝)
  • 日馬富士
    • 2012年11月場所昇進(38勝、2場所連続全勝優勝)
  • 鶴竜
    • 2015年5月場所昇進(37勝、優勝次点・優勝)

稀勢の里は、初場所千秋楽まで負けなしだとしても、14勝。

そして、3場所通算、36勝なので、現役3横綱の昇進時成績と比べると見劣りする。

ただし、稀勢の里のアドバンテージは2点。

  • 2016年、3横綱を抑えて、年間最多勝を獲得したこと
  • 先場所(2016年11月場所)、3横綱を3日連続で撃破したこと

そして、もう1つ隠れたアドバンテージがあるかもしれない。

それは、そろそろ、3横綱の引退が見えてきたということ。

だから、協会としても、大相撲人気を守るために、そろそろ横綱昇進が必要なのだ。

いまのところ、現実的な力士は、稀勢の里しかいない。

しかも、稀勢の里なら、横綱としても活躍できる地力がある。

つまり、日本相撲協会としても、この初場所が千載一遇のチャンスなのだ!!



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まっ、そんな温情は通じないかもしれないが…。


稀勢の里の過去の横綱昇進挑戦は…


  • 2013年7月場所(初回の挑戦)
    • 同年3月場所10勝、同年5月場所13勝(優勝次点)で、初の横綱昇進挑戦場所となった。
    • 場所前、「13勝以上の優勝なら横綱昇進もありえる」との理事長(北の湖)の発言もあった。
    • 中日までに3敗を喫するも、「後半戦で12勝挙げれば来場所綱取りに繋がる」との理事長発言があったが、11勝で終わる。
  • 2014年初場所(2度目の挑戦)
    • 2013年11月場所、13番勝ち、かつ2横綱に土を付けたことで「優勝に準ずる成績」として、初場所が昇進挑戦場所となった。
    • 中日までに3敗を喫し「13勝以上の優勝」を逃し、加えて故障で、千秋楽休場という散々な場所となった。
  • 2014年7月場所(3度目の挑戦)
    • 同年5月場所、優勝次点で全勝優勝ならという状況での3度目の挑戦。
    • 2日目、安美錦に敗れ、またしても潰える。
  • 2016年5月場所(4度目の挑戦)
    • 同年3月場所、13勝の優勝次点で、ハイレベルな優勝ならという状況での挑戦。
    • 13勝の優勝次点で、次場所へ望みをつないだ。
  • 2016年7月場所(5度目の挑戦)
    • 2場所連続の優勝次点(ともに13勝)での挑戦。
    • 10日目まで1敗を堅持し優勝争いトップになるが、相次いで横綱に敗れ12勝の優勝次点。
  • 2016年9月場所(6度目の挑戦)
    • 3場所連続の横綱昇進挑戦であったが、10勝に終わり、挑戦も潰える。
  • 2017年初場所(7度目の挑戦)
    • 2016年11月場所、優勝次点での挑戦。
    • 1/20(13日目)現在、12勝1敗で優勝争い単独トップ。

 

過去7度も横綱昇進挑戦をした力士はいるのだろうか。

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稀勢の里は、挑戦場所、中日までに平幕に負けてしまうことが、大きなマイナスポイントとなっている。(1)

それから、優勝争い終盤で、固くなって負けてしまう。(2)

2017年初場所は、優勝すれば横綱昇進の芽が出てくる。

そして、優勝のためには、この(1)と(2)をクリアすることだ。

今場所、(1)はどうにかクリアしたかに見えたが、カド番で手負いの琴奨菊に1敗を喫してしまう。

つまり、今場所も余計な黒星を喫してしまったのだ。

しかし、どうにか1敗を堅持して優勝争いのトップに立っている。

あとは、14日の逸ノ城戦、千秋楽の白鵬戦だ。

14日に稀勢の里が逸ノ城を破り、白鵬がもし平幕・貴ノ岩に敗れるとしたら、14日目で稀勢の里の優勝が決まる。

しかし、今場所は、怪我のため日馬富士と鶴竜の2横綱で、大関・豪栄道も途中休場。

13日目は、豪栄道休場のため不戦勝で1勝を稼いでいる稀勢の里。

横綱昇進を有利にするには、たとえ14日目で優勝を決めても、是が非でも千秋楽の白鵬に勝たなければならない。

逆にいうと、仮に14日目の逸ノ城戦に負ければ、7度目の挑戦は終わると考えたほうがいいかもしれない。


稀勢の里の横綱昇進のまとめ


  • 7度も横綱昇進に挑戦している
  • 2016年、年間最多勝を獲得している
  • 2016年11月場所、3横綱を撃破している

ここことから、稀勢の里に横綱としての地力があることは間違いない。

地力があるとは、横綱としても活躍し続けられるだろうということだ。

ただし、横綱は常に優勝を期待される。

だから、優勝できない力士は横綱になれない。

肝心なところで優勝を逃し続けた稀勢の里は、それが大きなウイークポイントだ。

それを自ら突き抜けるかどうか。

今場所ほど、優勝のチャンスが高い場所はない。

もう二度とこういうチャンスは来ないかもしれない。

日本中のファンが、そして、きっと日本相撲協会も、稀勢の里の優勝を強く望んでいる。

まずは14日目、逸ノ城を撃破すること。

そして、千秋楽、白鵬を破り、14勝1敗で堂々の初優勝を飾ることだ。

一ファンとして、心からそれを望んでいる!!!

※冒頭の画像出典:sportvilogger.com


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